7. 保険料ってどのくらい?
2006年3月28日
生命保険の保険料
次にタイプ別の保険料を比べてみましょう.
保障金額1000万円、30歳、男性の保険料を算出しています。
ただし、タイプによって保障の内容が異なるので、一概には比べられないのと、保険会社や細かい種類の違いで保険料は変わるので、あくまでも参考としてください。
保障金額1000万円、30歳、男性の保険料の参考金額
| 定期 | 終身 | 養老 | |
| 保険料 | 約3500円 | 約2万2000円 | 約2万7000円 |
| 前提 | 契約期間30年 | 60歳で保険料の払込み終了 | 60歳で満期を迎える |
| 特徴1 | 60歳を過ぎたら保障がなくなる | 死ぬまで1000万円の保障あり | 60歳の時点で1000万円貯まる |
| 特徴2 | 解約してもほとんど戻らない。 60歳の時点ではゼロ |
解約すると返戻金あり (養老よりは低いことが多い) |
解約すると返戻金あり |
※あくまでもおおよその金額です。また、保険会社によって異なります。
この表を参考にして、年収600万円の家庭の例を考えてみましょう。
この家庭の場合、生活レベルを落とさず、遺族年金や妻の所得を差し引いた保障金額は約7000万円が必要でしたので、表の保険料を単純に7倍して保険料を出してみましょう。
定期で2万4500円、終身で15万4000円、養老で18万9000円となります。
定期保険を見てみると、前述のB社のケースと比較して金額が2倍にもなっています。
これは、終身、養老とできるだけ同じ保障内容で比較するために、30年間保障金額も保険金額も変わらないという保険にしているからです。
前述の某社のケースは、年齢を追うごとに生命保険でまかなう金額は減ると考えて計算をし、保険料を出しています。
また、保険料は保険期間をどれくらいに設定するかでも変わってくるのです。
さらによく考えてみると、実際には60歳まで保障金額を7000万円にしておく必要はないことに気づくはずです。
その場合、保障金額は年を追うごとに減らすという細かいプランを立てれば、必要最低限の保障金額が出せますし、それにもとづいた必要最低限の保険料をはじき出せます。
毎月の保険料の支払いは?
次に毎月この保険料を支払えるかどうかを考えます。
終身、養老の保険料を見ると、年収600万円では、この保険料を払うと家計に影響を与える可能性があります。
しかし、必要なのは7000万円ですから定期保険がベストということになります。
どうしても、掛け捨てには加入したくないという場合、同じ保険料の範囲内で終身、養老に入るとすると、保障金額は6~7分の1程度になってしまいます。
つまり1000万円です。同じ保険料ならば1000万円たまるほうがいい、と思ったときに、あなたには保障金額1000万円の保険が必要なのかをよく考えてみてください。
これでは保険の意味がなくなってしまいます。
1000万円では今の生活レベルは維持できないからです。
こう考えて初めて、生活のレベルを落とすのか、保険料をコストとして割りきるかの選択をすることになります。
このほかに医療保険や老後、急な出費に備えた貯蓄も考えなければなりません。
これらを総合的に考えると、このケースの場合、次のように保険への加入を検討してはいかがでしょうか。
7000万円の保障に払う保険料をコストとして払うことができると思えば、保障額はそのままで「定期保険」に入ることを考えます。
そして、同じ内容の保険で、保険料を引き下げていきます。
先ほど述べたように「保障期間」と「保障金額」の設定の仕方がポイントになります。
さらに、もう一段の工夫などで、もう少し保険料を押さえることが可能です。この場面で信頼できる専門家が必要になります。
ここで、やはり老後や葬儀費用に備えて終身保険にも入っておきたいと思った場合は、その分は貯蓄でまかなえないかを検討してみてください。
