10. 医療保険のチェックポイント
2006年3月28日
医療保険の支払い期間中の保険料を比較する
医療保険にも、終身型と定期型があります。
医療の場合は、死ぬまで保障が続く方が安心という見方もありますが、前述のように、保険料との相談に加えて貯蓄でまかなえるのかを考えてみましょう。
入院期間を比較する
医療保険の一般的な入院期間は通算で730日。
何回入院しても730日までは入院給付金が下りるというものです。
このほかにも1000日を超えるものもありますが、当然保険料は730日の方が安くなっています。
したがって通算730日というのはそのままでよいとして、今度は、1回の入院期間を考えます。
多くの場合、1回の入院について、730日までと120日まで、60日までなどから選べるようになっています。
連続して2年入院することもあると想定するのか、4か月程度と想定するのか、などの違いで保険料も変わってくるということです。
例えば60日までの保険に入っていて、1回の入院が4か月にわたってしまった場合、60日分は入院給付金はもらえません。
ここで保険料を見てみましょう。
入院給付額1日1万円、終身タイプ・終身払込の保険料例(30歳、男性)
・ 1回の入院が120日 約4800円/月(月払い)・ 1回の入院が 60日 約3200円/月(月払い)
この例では、期間30年で57万6000円程度の違いとなりますが、100日程度の入院もありうると考えた場合は、この57万6000円は安いと考えられます。
1日1万円として、最大60日に差がありますので、最大60万円の給付金の差となる可能性があるからです。
この分の保険料を支払うことができるのであれば、あとは入院期間をどう見るかで、安いか高いかを考えます。
1日目から入院給付金が出るかを比較する
一般的に、入院給付金は、「継続4日以上」の入院で、5日目から保険料が支払われます。
つまり、「初期4日の入院」では保険料は支払われないということになります。
1週間の盲腸入院のケースでは入院給付金は微々たる可能性がある、ということです。
1泊2日から保険料が下りるタイプの場合、継続して2日以上入院すれば入院給付金が支払われます。
これは、「短期疾病・短期災害入院」の特約がついているからです。
ここで保険料を見てみましょう。
入院給付額1日1万円、10年更新タイプ、1回入院が730日の保険料例(30歳、男性)
・ 短期入院タイプ → 約4200円/月(月払い)
・ 一般入院タイプ → 約4000円/月(月払い)
この場合では、保険料保険期間10年で2万4000円程度の違いとなりますが、これを一概に「高い」「安い」で判断するには微妙な金額でしょう。
安いと見る方が多いかもしれません。
しかし、ここで迷ったときは、特約がついていない場合、盲腸のケースで必要な費用12~13万円(差額ベッド代がない場合で7万円程度)は本当に自分で払う必要があるか考えてみましょう。
まず、健康保険の傷病手当金はこのケースであれば支払われます。
しかし、7万円からは程遠い金額です。
では、手術代はどうでしょうか。医療保険では手術代は入院したか否かは問わず支払われます。
盲腸であれば10万円程度支払われるケースが多いので、費用のほぼすべては医療保険でまかなえると考えられます。
このように生命保険には多くの種類、いろいろな組み合わせが存在します。
保険に加入する場合は迷うこともあるかもしれませんが、基本的な考え方を理解していれば、自分に本当に必要な保険が見つかるでしょう。
