ファイナンシャルプランニング技能士とは?
2006年03月19日
技能士とは?
職業能力開発促進法(昭和四十四年七月十八日法律第六十四号)に定められる様々な業界の“熟練者”に与えられる国家資格です。
ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)とは?
FP技能士は職業能力開発促進法に基づき行われる技能検定に合格した人が名乗ることのできる称号です。
技能士の対象職種は現在137職種あり、その中で「ファイナンシャル・プランニング技能検定」に合格した人が「FP技能士」を名乗ることができます。
平成14年4月10日に公布・施行された政令により、厚生労働省が所管する「技能検定」に 「ファイナンシャル・プランニング」が追加され、ファイナンシャル・プランナーが「ファイナンシャル・プランニング技能士」(以下FP技能士)として国家資格になりました。
この「FP技能検定」は1~3級まであります。ファイナンシャル・プランニングを国家資格とした背景には、資産の有効活用ニーズの高まり、金融の自由化を契機とする資産選択手段の多様化等技能検定を行う職種に追加する必要性がある(労働厚生省ホームページより)ということから、国家認定試験として実施される運びとなっています。
これによって、ファイナンシャル・プランニングの重要性とその知識を持つ「ファイナンシャル・プランナー」の必要性が広く認知されていくことになると思われます。
1級FP技能検定試験とは
● 学科試験と実技試験とに分かれており、学科試験に合格した者が実技試験を受検できます。
合否判定はそれぞれ満点の60%以上の得点を得た者を合格者と判定します。
● 学科~実技試験の合格をもって1級FP技能検定の合格となります。
1級実技試験の受検資格はどのようになっているか
● 次のいずれかを満たす者となっています。
①日本FP協会が認定したCFPR認定者
②日本FP協会が実施するCFPR資格審査試験の全ての課目に合格した者(全ての課目に合格した日が当該実技試験の行われる日の前々年度までのものに限る)
③1級のFP技能検定の学科試験に合格した者
☆ファイナンシャル・プランニング技能検定の試験科目及びその範囲
〇学科試験
A.ライフプランニングと資金計画
B.リスク管理
C.金融資産運用
D.タックスプランニング
E.不動産
F.相続・事業承継
〇実技試験
次の各号に掲げる科目のうち、受検者が選択するいずれか一の科目
Ⅰ.資産相談業務
Ⅱ.資産設計提案業務
ファイナンシャル・プランナーと関連業法の関係や、ファイナンシャル・プランナーに求められる職業上の倫理観を正しく理解したうえで、適切かつ総合的な提案が行えること。
関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイファイナンシャル・プランニングの現状を正しく理解したうえで、顧客に説明できること。
ファイナンシャル・プランニング顧客データを正確に把握するとともに、顧客の生活設計上の希望を、具体的かつ適切な数値上の目標に設定できること。
顧客データの収集と目標の明確化
現状の顧客のファイナンス状態の分析や問題点の把握・検討を行えること。
顧客のファイナンス状況の分析と評価
顧客の数値化した目標を達成でき、生活設計上の目標を達成できるための対策を、総合的に検討し、適切かつ包括的な提案が行えること。
プランの検討・作成と提示プランの見直しの必要性について顧客に説明し、理解させることができること。