金融市場が壊れてきた!
2008年10月27日
為替・株の金融市場が壊れてきた!
金融市場に詳しい先輩よりメールをいただいた。
悲観的な考えに強い先輩であるが、その方でさえも呆れるような凄まじい展開で、まったく今後の状況に予断を許さない。
予想以上のペースで急激過ぎるこの展開!!どうなってしまうのか!!
これからの日本・世界経済が本当に心配だ
いや~、本当に大変なマーケットになってしまった。
レーガン政権の樹立が81年、株価は82年にまで戻ってしまったようだ。
1929年の大恐慌時は、これでもか、これでもかと株価を下げて、結局1/10になり、投資家は何も信用できなくなったとか言う書物を以前読んだ記憶がある。
今の状況は、それに類するような大変な状態なのだろう。
冷静に考えれば、
1. 米国・欧州の金融不安・景気後退
(証券化商品の不透明さが、解決難の原因)
2. 新興国もボロボロ! 通貨下落!
今や中・東欧国は、IMF・デフォルトのレベル!
3. デカップリング期待の中国
(13億・世界の人口の約1/5の巨大マーケット!)
株以外は元気だったが、ここへ来てやっぱり息切れの方向・・・
整理して考えれば、当然の円キャリーの巻き戻し!
現金化の流れの株安!
もはや好材料は何一つ無いのか!
(円高は円・日本の評価、輸入の面では好材料)
実態経済への波及が本当に心配
あまりに急激だから、今のところ影響は殆んど出ていない状態かもしれないが、これからの実体経済における各方面への影響が本当に心配だ。
これは巷で噂される「 80年・100年に1度の出来事 」なのだろうか?!
年収が300万円未満のサラリーマンが1,751万人で38.6%を占める
まぁ、みんなで大変になるのだから、必要以上に恐れることは無いような気もするが・・・
何があってもいいように、心の準備だけはしておく必要があるかも知れない。
今日購入した「 PRESIDENT 」を読むと、年収が300万円未満のサラリーマンが1,751万人と、なんと38.6%を占めているとのことだった。
しかも200万円未満が1,032万人で、ついに1,000万人を突破したとあった。
貯蓄ゼロ世帯も20%を超えるなど、厳しさはかなりのものである。
本当にどうなるのか、恐ろしい・・・
深く考えない楽観論者の自分でさえも、寒いものを感じ続ける今日この頃である。
2008年10月27日
カテゴリー:FPブログ
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