雇用保険、65歳以上の新規加入も検討
2006年9月 2日
● 65歳以上の就労意欲を喚起
この春以来、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の雇用保険部会で雇用保険制度改革に向けた検討が進められていますが、先般中間報告がまとまったようなのでお伝えします。
秋以降も検討を続け、来年の通常国会での雇用保険法等の改正をめざす勢いです。
要旨は、以下3点です。
(1)人口減社会を乗り切るためにも、長く働き続けられる社会をつくる
(2)特に高齢者雇用を促進する
(3)国家財政が逼迫する中で、特別会計である雇用三事業が効率的な運用されているか検証する
雇用保険は現在、65歳以上の新規加入が認められていません。
ただし65歳以前から加入している人については継続加入を認め、保険料も免除しています。
このような待遇差があるため、雇用保険に加入できない65歳以上の高齢者の再就労意欲をそいでいるとの批判が聞かれるものです。